そんなこんなで 2
オムそばちゃんが
「学校の宿題で、お手伝いで何をして欲しい?」
と聞いています。
「お片付けをしてほしい」
わたしは答えました。
「でもそれってお手伝いじゃないじゃん」
「いいえ。自分が散らかしたものじゃなくても見ていて散らかってたら少しでもいいので片付ける。ゴミがあったら捨てる。落ちているものがあったら拾う。元あった場所に戻す。そういうことをしてほしい。それがほんとにママがしてほしいこと」
と私は言いました。
「お風呂掃除や洗い物を期待してたのに…」
とオムそばちゃんはとてもがっかりしてました。
~~ そんなこんなで 2 ~~
母の顔が腫れる連絡は、1~2か月か月に一度、あと二回ありました。
次にあった時には、
「様子を見てもらえませんか」
とお願いしました。
翌日に行ってみると、晴れはもうほとんどひいています。
「何でしょうね?もう化粧品みたいなものも見あたらないし…」
職員さんも首をひねっていました。
載せることはしませんが、写真もとっていてもらいました。
明らかに1日ですうっと引いています。
新しい所長さんの姿は、相変わらずみえません。
次に腫れた時は、土曜日で雨の日でした。
皮膚科に行ってみよう、と連れ出しましたが、どこも大入り満員です。
3軒まわってすべて断られました。
断られるほど人が入ってるなんてすごいです。
土曜日をナメていました。
三軒もまわっている間にも、どんどん腫れは引いていきます。
嬉しそうに私の手を取って
「こんな風にするの久しぶりやねえ」
と言います。
昨日もしましたから~~!!
このおばあちゃんの顔が腫れる事件から二日後、ちょうどケアマネさんが 訪問してくれました。
ケアマネさん、今回はちょっと顔をひそめています。
「記憶がもう、ほんとにもたないですね」
「そうなんですよ」
「私が担当しはじめた頃から、もうお顔付きも違いますし、この様子ですともう少し手厚く様子を見てくれるグループホームへの転院をそろそろ考えた方がいいんじゃないでしょうか」
きたか、という気持ちはありました。
「そうですね、もうその時期なんですかね…」
ごもっともです。
ここのところ、本当におばあちゃんが施設の方に負担をかけている様子はよくわかります。
常に入口をうろうろして、出て行かないかハラハラする上に、パニックにもなるので、手をぶるぶる震わせながら
「どうしたらいい!?」
と説明をせがむのです。
あれほど頼りにしていた所長さんももういません。
お薬の量を増やしたので、ぼうっとしている事が多いです。
顔も腫れます。
「じゃあちょっと、施設の方とも担当者会議のセッティングをします」
「どうぞよろしくお願いします」
ここは自立型の老人住居なので こういう日が来ることは分かっていたはずでした。
どんどん症状も進んでいくのがよくわかります。
グループホームもどこかに空き待ちをして 待つことになるでしょう。
先を見て行動しなければいけないのは分かります。
ケアマネさんとの電話を終えて、おばあちゃんの所に行ってみました。
→→ そんなこんなで 3 に続く