今日もまた違う一日

今日もまた違う一日

おばあちゃんが認知症になった時のお話です。

不安 5

先日、わたしが風邪をひき、オムレットくんはほうとうを作ってくれました。

 

おお…ありがとう。
写真を撮ろうかと思い、携帯を構えたのですが…。

 

しかし…。
写真に撮るのをためらうような出来でした!
まあ、見た目は関係ないです。
 

 

味は…味は美味しかったです!
たしかにほうとうでした。

 

 

投票用紙と同じ紙を使った耐水ノート(B6)

 

おばあちゃんが認知症になったお話 → 目次

 

~~ 不安 5 ~~

 

 

ああー!つめきりばさみ忘れた!と思いながらまた母を訪問しました。

 

一目みてぎょっとしました。
母のくつしたに、無数のふけのようなものがついています。
「ちょっと靴下脱いでくれる?」
・・・!?
つめはすごく伸びたままです。
とにかく、くつしたがふけ(のようなもの)だらけです。
また、排泄物のにおいもします。
これがまた微妙な所なのですが、下着は汚れていません。

 

不安がつのります。
呼んでも返事がないし、いつもひとりだけで見ているようです。
洗濯はしているのか…?
そして、活動的なみなさんの中で、とても大変そうな様子も伝わってきます。

 

とりあえず靴下を変え、洗濯をお願いすると同時に一応、色々とお伝えしました。

 

しかし、お伝えしてもなんだか響いている感じがしません。
はい、はい、と言って聞いているのですけど…。

 

 

 

 

まず、私はその近くに出来たグループホームに引っ越しはしないまでも、ほかの方法を模索しようとしました。
なんとなく責任者の方がものすごくいっぱいいっぱいな様子も伝わってきます。

 

介護度が上がると同時にすぐに特養や、ほかのホームに転居できるようにするには、どのように話せばいいだろう。
準備だけはしておきたいと伝えたい。

 

誰か訴える人はいないのか。
そうだ、まずケアマネさんに相談してみよう。
今までは、「何かあればケアマネさんに連絡」でした。

 

施設に連絡します。
「ケアマネさんとお話したいのですが…」
すると、すごく不安そうな様子です。
「あのう、ケアマネにどのようなご用でしょうか」
「??ええと、バタバタしてケアマネさんにも今までご挨拶してなかったですし…」
「あのう、ケアマネはまったくこちらのことを正確に把握していないと思うので、生活のことであればこちらにお話ししてもらった方がいいと思うのですが」

 

う~~~む。
こちらも、転居の話などはちょっとしにくいです。
理由もあわせてお話したいと思っていました。

 

「それでも、ケアマネさんをおねがいします!」
強引に、押し切ってしまいました。

 

今までとはなんだか様子が違っていて、責任者のかたも歯切れも悪いです。
そして、ケアマネさんに電話してみたのですが…。

 

これがまた、つながりません!
折り返します、とおっしゃっていたのですが、まったくなしのつぶてでした。
かかってきたのは、3日ぐらいたってからのことでした。

 

そして…お話するにはしたのですが…。

 

まったく、母のことをご存じありませんでした!!
母の様子のことも、認定調査のことも把握しておらず、最後には
「施設に言ってください」
で終わりました!!

 

 

 

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