今日もまた違う一日

今日もまた違う一日

おばあちゃんが認知症になった時のお話です。

入院 1

 

オムレットくん、おさしみをするときは誰にも譲りません。
絶対に自分でやります。

 

先日も、「刺身用さんま」の表示を見て、目の色が変わりました。
ちょうど私も具合が悪い時で、けんちん汁を作ってくれました。

 

おいしい!!!!
写真は撮りませんでしたが、おいしくてすぐに底までなくなってしまいました。
子供たちにも大好評でした。

 

 

 

全自動コーヒーメーカー

 

おばあちゃんが認知症になったお話 → 目次

 

~~ 入院 1 ~~

 

 

怒りだしたと言っても
「うん!わかった(怒)引越してもいいと思う(怒)」
という感じです。

 

「手伝うよ!?でも、混乱しちゃわないかな!?(怒)同じようなレイアウトには出来ないけど大丈夫かな(怒)(怒)それに、たぶん変わってもどこも同じだと思う!ただりきちゃんが大変になるだけ!」

 

言葉は筋が通っているし、反対するようなことを何も言っていないです。
でも怒っています!

 

「それと、グループホームはもし寝たきりになってしまった場合には、引き受けてくれないんじゃないかな」

 

これは本当にごもっともです。

 

オムレットくん、さらにまだ付け加えました…。
どうにもこうにも、反対理由をなんとか探したい様子です。

 

「いま、施設への不信感と猜疑心でおかしくなってるからいったん落ち着いたほうがいいよ!」

 

前よりぜんぜんトーンは落ちていますが、一生懸命おさえようとしているように感じました。
拒否感は相当に根深いと感じました。

 

それもまた責められない。
少しブログを読み返したみただけでも、めちゃくちゃに大変だったと思います。

 

 

一つに二つです。
自分で勝手に引っ越しさせてしまうか、施設にクレームを入れるかです。

 

私は、クレームを入れることに決めました。
引っ越しはあきらめました。

 

偶然にも、職場にその施設にお母様を預けたことがある方がいて、いろいろと話を聞きました。

 

「やっぱり人なんだよ、りきちゃん!これっていうしっかりした人がいるとね、周りもついていくんだよね」
「本当にそう思います!」
「前はいい人がいたんだよ!それでも、やっぱりうちもね、骨折はしちゃったよ」
そうなんですか…」

 

その方のお母さまは、夜にベッドから落ちてしまったとのことだったので、これは避けられなかったと言われます。

 

「でもそっちはお昼に転んで誰も見てなかったんだから、これは言ってもいいと思うよ!」

 

クレームというのは、入れるにとても精神力を使います。
それに、こちらもいくらお金を払っているとは言っても…自分がやれない大変なことをお願いしているわけなので、あまり責め立てるのもしたくありません。

 

何より、あのこぶしをにぎってぶるぶるしながら
「少し黙っててもらえませんか」
と言っていた方の切羽詰まった顔…。

 

難しいです。
なるべく、事実だけを淡々とお伝えすることにしました。

 

そして、施設ではなくて施設を統括している会社の支部の方にお電話しました。
(ほかの知り合いの方は、そのさらに上の部署にまで電話したそうです!みなさん、やはり色々なことがあり、色々と対応もされてるんだなと思いました)

 

 

→→ 入院 2 に続く

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