今日もまた違う一日

今日もまた違う一日

おばあちゃんが認知症になった時のお話です。

ぐるぐる考えてます

 

オムレットくん、最近はわりとおだやかに過ごしていたので、怒りはじめたのでびっくりしました。

 

しかし仰ることはもっともなのですけど、でも介護ベッドに関しては、そう目くじら立てられても困ります…。
たぶん、介護施設にとっては、必須なのでしょうし、母が体を起こすのにも、必須です。

 

「だいたい、介護ベッドは本当に必要なの?何のために入れるの?それ、寝たきりになっちゃったら、とこずれの心配だって出てくるし、放置されてても、いったい誰がわかるの!?」

 

もはや、難癖の域に達し始めました。
(でも、会えなかったらそこもわからないというのはもっともです…)

 

 

 

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おばあちゃんが認知症になったお話 → 目次

 

 

挙句の果てに言い出しました。
「それ、本部に電話した方がいいよ、ぜったいに!」

 

とりあえず、こういうときはなだめるしかないのですが、本部にまたクレームの電話入れるべきなのか、どうなのか…。
難しいです。

 

普段の介護さえ苛酷なのに、コロナの対応に追われて、もう限界に達しているらしいことも見えてしまっています。

 

アホたれのしろくまさんの
「じゃあうちにお帰りくださいって言われちゃうぜ!?」
というのと

 

けいちゃんおじちゃんの
「見てもらっているだけで文句は言えん!心を悩ませるより、自分のことをいちばん大事にしろ!」
というのと

 

ぐるぐる回ります。

 

だけど、母をほったらかしておくのが一番かわいそうだ。
やっぱり、どんなに苦労かけられても、母は母だ。
人生の最期の時期に、こんな扱いされて黙ってていられるものか。

 

母は多分、私に会えること以外にもう何も残ってないと思うのです。
それすらも奪われて、(プレスリリースは禁じてないのに)寝たきりになって、外にも出られなくなって、それでいいわけがない!

 

病院の先生も、コロナの検査をご家族が望むならと言ってから、ふわっとのぞむ意志を伝えたのになしのつぶてだし…。
(骨折でうやむやになっていました)

 

本来なら、かかりつけ医が、PCR検査をできる病院を紹介することになっているはずなのに、保健所もおかしいって言ってた!。
連絡不足なのかもしれないので、あまり問い詰めたくはないですけど…。

 

何となくですが、言っても仕方ないのも、たぶん何も変わらないのもわかってます。

 

寮長さんの無神経・責任転嫁っぷりがむちゃくちゃ気になりますが、この介護という業種、無神経でないとやっていられないところがあります。

 

クレームがたとえあっても、するする~と水のように流して、無感動にやっていく。
ある程度の水準をクリアできていれば、目をつぶる。
そうでないと、やっていられないし、続かないのです。

 

介護業界にたずさわる人が、続かないのも無理はありません。

 

オムレットくん、ひとしきりかっとなって怒ったあとは、すこしおとなしくなって
「ベッドをはずしに行きたくないから言ってるんじゃないから~」
なんて言い出しました。
ちょっとまずいなと思ったらしいです。

 

とりあえず、なのでもう何も変わらないとは思いつつ、それならそれで、自分も自己満足で
言いたいことは言わせてもらう。
なるべく、感情的にならずに…。
それしかありません。

 

それでも会えないなら、本部に電話です。

 

* * *

 

そんなとき、義母さんと、義妹さんと同時に電話がかかりました。

 

何かあったのかな?とぎょっとしたのですが、義母さんからはお野菜を送ったとのこと、義妹さんからはお年玉のやりとりのお話でほっとしました。

 

義理実家は、配水管を車で踏み砕いてしまったので気まずいです。
おそるおそる聞いてみました。

 

「もともと、あの配管はあそこにあっちゃいけないものだったの、だから大丈夫!!」
本当か嘘かわかりませんが(でも義母さんは嘘を言うような人ではありません)、再度、ひたすら謝りました。

 

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