今日もまた違う一日

今日もまた違う一日

おばあちゃんが認知症になった時のお話です。

わたしが病院へ 1

 

会社の健康診断で不整脈が出てしまいました。
昔からたま~にあったのですが、ここの所胸が痛むことが多いです。
さらに、コレステロール値が本当にやばいです。
200を越えてしまいました。

 

前から健康診断のたびに、結果の紙が「病院に行け行け。この数値はやばい」と言うのですが…。

 

私は昔からコレステロール値が下がったことがありません。
いつも150あたりをふらふらしています。
若い頃からそうでした。
なので、値が高いことに慣れきってしまっていて、放置のままでした。

 

 

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おばあちゃんが認知症になったお話 → 目次

 

 

しかしさすがに200を越えると診断結果の結果の紙も
「病院に早く行けーー!!」
と言ってますし、なんだか胸も時々ズキズキと痛いです。
これはストレスなんだ、ストレスなんだと言い聞かせていましたが、疲れもひどくコレステロール値もこんなに上がっている。

 

会社の人にもどこの病院が良いか聞いていたので、やっと重い腰を上げて病院に行きました。
12月末のことでした。

 

いい先生だと聞いているだけのことはあって、ものすごい人です。
さて診断を受けます。
「あなたはこれは、確かに血液検査の結果は異常だね。これは異常です。もともと高いようだし、遺伝もあるとは思うけど、もっと早く来るべきだったね」
さすがにそうですよね。

 

肝心の心電図です。
「心電図の結果だけどね、この動きはかなり気持ち悪いです。ほらここがこうなってるけど、本来はこうなんだよね。これはかなり気になります。紹介状を書いてあげるから、すぐに大きな病院に行って精密検査を受けなさい」

 

何か…やばそうです。

 

オムレットくんがすごいさわぎます。
「もうお母さんは精進料理しか食べちゃダメ!!!!お菓子をやめて!!卵も食べない!!!」
そんな生活無理に決まってるゥ~!
「いや先生は、黄身さえ食べなければお肉も普通に食べてもいいって言ってたよ…」
「魚と精進料理!」

 

そんな風にふざけ半分に騒いではいましたが、大病院で精密検査を受けろというのは、私もかなりショックでした。

 

そして、年明けの二回目…。

 

紹介状をもらいに、また薬の効果を調べるための血液検査にもう一度病院に行きました。
すると先生...

「紹介状??」

(あれ?)
「うーんまあね~、この程度の心電図の乱れはあることだからねえ...」
先生?おかしくない??

 

本当に大丈夫なのそれー!?

 

モヤモヤしながら外に出て待っていると、窓口でもめているおばあちゃまがいました。

 

「あら?財布がないわ。おかしいな。カバンをね、替えたの!そしたらね、ないの。こんなことっていつもないのに。おかしいわ~!あらま~!どうしましょ。どうしたらいい?」

 

うちのおばあちゃんのようなことを言っています。
口調がすごく似ています。
住んでいた地域はぜんぜん違うのになあ…。
あまりにも似ているので、窓口の人は大変そうでしたがなんだかほのぼのしてしまいました。

 

わたしがこのおばあちゃんぐらいになるまで、この先生、生きておられるだろうか。
もう先生自体がすでにかなりのお年です。
紹介してくださった人が診てもらったのもかなり前のようだし…。
先生もボケちゃってるんじゃないのー!?

 

紹介状、本当にくれない気なのかな?
気になる~~~!!!

 

 

 

つづく

 

 

 

 

 

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