プリウスミサイルではなく羊ミサイル
連休のはじまりですが、コロナ騒動だし、オムレットくんがお仕事です。
せっかくのお休みだし、子供達は家に閉じ込められっぱなしです。
いい加減に外に連れ出してあげたいなと思いました。
どこかに行きたい。
見晴らしのいいとこかな。
最近Amazonプライムでゆるキャンを見ていたらなんだかキャンプに行きたくなってしまいました
日帰りのバーベキューもよいです。
しかしオムレット君がいないと火をおこすのが若干、不安です。
くるみ君は小さい頃からオムレット君が教え込んだので一応火を起こすことができますが、それでもまだ子供です。
「キャンプ場は今はどこも閉鎖だよ」とオムレット君は言います。
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検索してみると、1時間ぐらいで行けるところに牧場がありました。
あまり複雑な道ではなかったので、私でも行けました。
外は気持ちのいい春の空気です。
桜がもうすっかり膨らんで明日にも咲きそうな蕾になっていました。
ちょっと肌寒いけど、確かコロナには換気が必要だったはず。
私の花粉症もだいぶ落ち着いてきました。
オムそばちゃんは最近、もうまるでなかったことのように鼻水も出ないし目もかゆいと訴えません。
あれは一体なんだったんだろう。
ソーセージを食べ、ジェラートを食べてのんびりしました。
けっこう人がいます。
みんな小さい子供連れでした。
「羊が見たい」
とオムそばちゃんが言うので、行ってみました。
すると、柵の中でのんびりと草を食べている羊たちの群れの外に…。
柵の外に、羊が道路に出てしまっています。
思いっきり自動車道路沿いです。
一応歩道を歩いてはいるのですが私たちとお見合い状態になってしまい、こちらも戸惑ってしまいました。
オムそばちゃんが羊に向かってかけだそうとすると、くるみ君がこわい声で止めました。
「行くな。さわるな。かまれるぞ」
オムそばちゃんはうさぎにさわれる小さな動物園で、羊にはよく触ったことがあるので平気なはず。
でもお兄ちゃんのことをよく聞いて止まりました。
もう、わりとオムそばちゃんも大きいのに、お兄ちゃんはいつまでも小さな子供を叱るような言い方をします。
羊は2匹いましたが平気な顔でどんどん歩いて私たちの横をすれ違って歩道を歩いていきます。
一匹は体中に草の葉ではなくて枝がくっついていました。しかも頭には怪我をしています。いかにも無理やり森の中を抜けてきましたという感じです。
どこかに逃亡していたのではないだろうかと思いました。
これはこれで正しいのか?
牧場によりますが動物が道のその辺を歩いていることなんてよくある気がします。
それとも逃げ出してしまったのかな?
車道沿いなので、道行く人が車を減速して窓を開けては外を眺めます。なかには車を止めてこれ大丈夫なのか?なんて言ってる人もいます。
そのうち牧場の職員さんっぽい人がやってきて、ちょっと手を振って牧場の方に追い払ったので、羊たちは道を曲がり、牧場本体へ向かう坂道に行きました。
私達も駐車場があるのでその坂道を後から登って行きました。
すると2匹の羊は坂道の上の方で足を止め何かを相談しているようです!
(顔を寄せて本当に何かひそひそ話で相談しているように見えました)
そこから羊たちは突然向きを変え、坂道を下りながら走り始めました。
私たちの方に突進してきます。
オムそばちゃんはずいぶん上の方、羊の近くにいたのですが、道の脇にいました。
あっけにとられて走りながら横を抜けていく羊たちを見守っていました。
坂を下りてくるので加速がついています。
真っ正面から羊がすごい勢いで私の方に向かって走ってきます!
明らかに直線上にいるのは私です。
くるみくんも口あんぐりでただ突っ立っていました。
間一髪のところで避けたので羊は私の横を走り去っていきました。
跳ね飛ばされるかと思いました!!
羊たちは車道を思いっきり横切って、その奥にある放牧地帯のようなところに走って行きました。
ちょうど車がいなかったのでいいのですが、あれはもしスピードを出している車が走っていたらかなりの事故になっていたと思います。
本当にびっくりです。
とてもほんわかした気分だったのに、帰りは子供たちも私も、驚きのあまり無言になっちゃっていました。
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