今日もまた違う一日

今日もまた違う一日

おばあちゃんが認知症になった時のお話です。

軽い風邪?

 

今日は喉がひどく痛むのでお休みをしました。
熱も咳もありません。胸も痛くありません。

 

二月下旬に感じた、恐ろしいほどの倦怠感とからぜきは、今まで経験したことがないものでしたが、今回のはなんとなく覚えがあります。
これは普通の風邪だと思います。
(そう思うとやっぱりあれは?という気持ちもありますが、コロナノイローゼというのがやっぱりあるらしいです!)

 

熱も出ていないのですが、会社に電話をかけてお休みをしました。

 

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あれだけ牧場だバーベキューだカフェだと遊びまくってお休みなんて、いいご身分です。

 

このコロナ騒ぎの中で良かったと言ってはいけないのですが、まあやっぱり良かったことは、少し具合が悪ければ休んでも許される雰囲気になったことです。
「喉が腫れていて…」
と言うと、
「ええっ!!??」
と言われました。

 

さらに、
「来なくていいから!来なくていい!来なくていい!」
と3回は言われました。
「熱はないんですが…」
「いい、いい、いい!休んで!」

 

今まで家では夏休みなどの長いお休みの間、午前中は必ず図書館に行ってもらっていました。
図書館のシーンとした雰囲気に混じると、さすがに言われたプリントだけはして帰ってきます。

 

しかしこうやって図書館が閉館になって、こうして家にいてみると、いかに子供たちが怠惰になっていたかよく分かります。
二人とも怒られて渋々机に着きました。
やはり家だと、目を光らせてみていないとだめです。
お友達ともネットごしに遊んでしまいます。

 

今日は喉が腫れて、食べ物が飲み込みにくい程度で、さほど体調に変化がなかったので、きびしく見ました。

 

 

*** 

 

 

イタリアの感染者のかたで、入院してる間にお父様が死んでいたという悲痛なインタビューを見ましたが、おばあちゃんにここまで会えないとさすがに、すごく不安になっています。
そんな時に母の夢を見ました。
やはり気になっているんだと思います。

 

母がここ最近会えなくてごめんねと言うと、
「こんな時期だから仕方ないね。体調も悪かったでしょ」
と言われて、前に言っていたことを覚えていてくれたんだ…!
顔もしっかりした昔ながらの母で、「戻った!」という喜びで抱き着いて背中をぽんぽんしました。

 

その時はとても幸せだったのに、次の瞬間にはもう、あの「忘れている母」の状態になってしまいました。
「どうして帰れないの?どこに行ったの?」
とずっと私を探しています。

私は(夢の中で)逃げ出して、おしいれに隠れてしまいました。
外ではずっと母が
「どこに行った?ここかな?ここかな?」
と私を探しています。
押し入れの外まで来て、中で息を殺して隠れていました。

かなりの悪夢でした。

 

起きてからオムそばちゃんに話すと、
「恐怖じゃん!」
と言っていましたが、私もいずれオムそばちゃんに恐怖を感じられてしまう状態になるのかな、などと思うと心中複雑です。
希望から絶望へ落とされた失望がすごかったです。

 

そうだ、介護でつらいのはこの失望だと思いました。
体調にも精神にも波があるので、よいときもあるのですが、全体で見ると下降線をたどって行くという…。

 

今となっては、この体調が「悪い」のが本当に「悪い」のか、疑問に思います。
衰えていくだけであって、悪いのではないんだと言い聞かせていましたが、やはりつらいものです。

 

 

 

 

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