くるみくんのデジタル模試
くるみくんも、また受験の時期になってきました。
しかし、一向にエンジンがかかる気配がありません。
非常にまずいです。
中学受験のときの塾をやめてから、全然塾にも通っていません。
うちは特にオムレットくんがのんきで、一切、子どもたちの勉強の環境を整えようとか、そういう気持ちがありません。
どうやら、気持ちは自分も子どもらしいのです!
テレビはつけっぱなしだし、私がうるさく言うと子どもたちをかばうし…。
しかし、そんなオムレットくんも、さすがにやばいと思ったようです。
CMを見て、くるみくんにこれ(河合塾のデジタル模試)をやりなさい!と命令してました。
このコロナ時代に、家で行う模試です。
くるみ君はデジタルに向いているらしくてこういうのは大好きです。
本当だったら出かけて行って、みんなでどこかの教室で行うというのが一番いいのですが…。
入試の練習にもなるし、あのシーンとした校内でカサカサいう紙の音、鉛筆のカチカチいう音がさざ波のように響いているような…。
あの状態を経験しないまま試験をするというのはどうなんだろう。
でもここはもう仕方がありません。
そして、嫌がるかと思ったくるみくん、思ったよりも上機嫌です。
このデジタル模試の仕組みというのは、申し込むと当日までに問題が送られてきて、その日に封を開けてやるというものです。
「それって始まる前に問題を見れちゃったりしないの?」
「する。それはもう仕方ない」
「そ、そうだよね…」
「ちゃんとやる人はちゃんとやるってだけ」
偏差値の参考にはならなさそうです。
「確かにちゃんとやらない人が実際に入試を受けてもダメだろうから、勉強にはなるだろうし、っていうことなのかな」
ずるをしたって関係ないよっていうことなんだろうと思います。
やはり、精度の高い偏差値を出すのは、実際に塾に通って行う模試でなのでしょう。
「でも、その問題は結構ギリギリに来るの?」
とくるみくんに聞いてみました。
「いやぜんぜん。普通に結構前に来た」
そうなんだ。
開いて先にやっちゃう人はやっちゃいそうです。
「で、その日になってデジタル模試のサイトに接続する。その説明が書いてるメールが届いた」
「メールなんだ」
くるみくん、こういう説明をする時は本当にうれしそうです。
パソコンや機械が得意なのです。
「で、接続したけどサーバーが落ちてた」
「えっ、見られないってこと?」
「そう。受験票は紙で来たのに。入れない」
アクセスが集中してしまったみたいです。
「じゃあ、模試出来なかったってこと?」
問題は先に解けるわ(解こうと思えば)、サーバーには入れないわでは、意味無いです。
「ツイッター情報で、郵送されてきたやつのバーコードの下5桁を入れたらログインできるって書いてたから、それで入れた」
「その入って見られるのってなに?」
「ライブ動画で今から受験をはじめますとか、ただいま受験中ですとかそういう動画」
ふ~~~ん。
「それで、ネットごしで回答するの?」
「違う。書くのは紙。マークシート」
「その回答はまた郵送で送るの?」
「写真で撮ってネットで送る」
まじか~。
「それもまた、サーバーが落ちてた」
まじか~。
このコロナ時代に、塾もデジタル模試も、まだまだ手さぐりみたいです。
くるみくん、炊飯器で焼き豚を作ってくれました。
すごく美味しかったです!!