介護の入り口 - 今日もまた違う一日

車の中でどうにも視界が見えにくいと思っていたら、何と読書用めがねをかけていました。
危ない危ない。

母も以前はよく
「ああ、間違えた、これは違う眼鏡だ」
と言ってました。
その頃は、何のことかと思って大して気にも留めていませんでしたけど、今になってよくわかります。

おばあちゃんが認知症になったお話　→　目次

しかし、この日の便の始末はとてもとても大変でした。
（いきなり、下ネタですみません）

固形でもなく、流動的でもなく、べっとりとして、しかもありえないほど大量に出ています。
食事は取れないと言っているのではなかったっけ…？
今日来るときに聞いたら、むらがあります、とは言っていましたけど、これはなんかすごくちゃんと食べてそうです。

どういうことなんだろう？？

今日は薄着だし、冷たい雨だし、お風呂やシャワーはやめた方がよさそうです。
おしり全体にべっとりとまわって、これ、気持ち悪いだろうなあ…。
もし、気付かれずにずっとおむつ換えの時間が来るまで放置されていたら、すごいストレスだろうな。

水を飲むとトイレに行きたくなるから（飲まない）、なんて言ってた頃の母のことを思い出しました。

ウォシュレットを駆使しましたが、ふきとってもふきとっても、べっとりとしています。
トイレットペーパーを半分ほど使ってしまいました。
三回ほど、「大」の方で流しました。

まずいことに、見張っていないと、後ろ側から下に落とした紙を取って拭こうとします。
母が拭くと、母の手に汚れがまわってしまいます。
その手でまた、どこを触るかわからない。

もう、今後トイレのお世話があっても、ちょっとえぐいので、あまり詳細に書くのはやめようと思いますが、今回は（自分のために）書き留めておかないなと思いました。
こんなに大変なものとは…。

少し調べていました。
ペットボトルのようなものに水を入れ、ふたにいくつか穴をあけて吹きかけ、それで流すと書かれていましたが、ウォシュレットがあるのだからそれで良いだろうと思っていました。

陰部洗浄ボトルというようです。
ペットボトルに穴をあけたもので、水を吹きかけるぐらい、大量の水でやった方がいいのだろうか…？

しかし、あれだけウォシュレットを使っても取れないものが、ペットボトル１つぐらいで取れるものだろうか？
タイミングよくお湯を用意するのも大変です。

今日はくるみくんもオムそばちゃんもいなかったので、ひとりで奮闘です。
それでも、それでもきっと、トイレに座ってくれているだけいいのではないだろうか…。

これを、施設の方がずっとやっているという事実です。

母を無事に送り届けたときは、かなりほっとしました。
なんとなく、トイレのことがあってから母を施設に送り届けた後は、どこからともなく便の臭いがします。
ずっとずっと、ほのかに…うんちくさいのです。

どこかについているのかと思って、しきりとかいで回ったり、くるみくんに調べてもらったりするのですが、どこにもついている様子はありません。
くるみくんは、何のにおいもしないよと言います。

たぶん、若干ノイローゼみたいなもののようでした。

母と別れた後はしばらくうんちの臭いが漂って、母=うんちのイメージになってしまいそうで、それもつらいです。

今日は雨が降っていたので、オムそばちゃんを習い事に送迎に行かないといけませんでした。
いつもなら自転車で行っていてもらったのですが。
お風呂に入れてあげたかったですけど、その時間もありませんでした。

トイレがまだいける間は、どんなに騒いでも、預けてお願いするしかないやという気持ちになりました。

しかし、シモの処理は…。

変な話で、母にもすまないなと思うのですが、やせてしまって皺だらけなので、その皺を伸ばしてふき取るのが本当に大変でした。

「介護　大便処理」などでたくさん、検索しました。

これに悩むというのは、やっと介護の入り口に立ったという感じです。

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