一件落着!にはならなかった…。
これで、よし辞める、一件落着!
とは、なりませんでした。
白くまさん、そうそう簡単には納得してもらえませんでした。
引き止め工作がそれはそれは凄かったです。
まず、辞めますと言った後に、
「まだ結論は出さないで。一週間後にしよう」
と言われ、もうその一週間がまた、苦しかったです。
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地獄のような状態で一週間を待ち、言おうとするのですが、今度はまた
「もうちょっと保留に」
「気が変わらないか」
「すぐ結論を出さないで」
という感じです。
そもそも、この白くまさんはタフな交渉にむいている人だった…。
私も正直、長年勤めて、くるみくんやオムそばちゃんを育てさせてくれたこの会社を、この、コロナの不安定な中で辞める。
また、これから教育費もさらにかかってきそうな中で、辞めるという結論を出すのは、相当に勇気がいりました。
しかし、色々思い出してきました。
「次に何かあったら、辞めよう」
そう思いながら、思いながら、ここ数カ月を過ごしてきたのです。
「次、何かあったら」
これが、その「次」だ!
私の中にも、やっぱりやめようという気持ちは、次第に育ってきていたのです。
何度も何度も何~~度も説明しても、すぐに忘れたような顔をして
「すぐ結論を出さないで……」
と繰り返す白くまさんに、繰り返し、本当に辞めますとやっと伝えた後に、今度はゴリラさんに伝えないといけません。
ですが、白くまさん、ゴリラさんに伝えようとしません!!
業を煮やして自分から言おうとすると、今度はゴリラさんが逃げ回っています。
すごく嫌な顔をして私は避けています。
あとでちらっと聞きましたが、どうやらゴリラさん自身にも、やっぱりこの白くまさんに対する態度などを私が嫌がっているというのは一応、認識はしているみたいでした。
言われてみれば、怒涛の責め立ての途中にも
「何が気に入らないのかな!?こちらも改めるべきところがあったら改めるから!!!」
と、いったい何を改める気があるのかわからないほどすごい顔をして怒鳴っていたことを思い出しました。
そこ(パワハラ)を指摘されるのが、すごく嫌だったみたいです。
やっと捕まえて辞めるという話をすると、とてもびっくりした顔していました。
でも自分が責められるのではないということが分かったようで笑顔になって、こちらはすんなりと了承してもらいました。
(特に私の存在価値など認めてはいないので…)
しかしすんなりと了承にならないのは、白くまさんの方です。それから毎日のように怒涛の引き止めが始まりました。
しろくまさんの言い分はこうです。
引き継ぎをしなきゃいけない。→そうですね!
りきさんが辞めなければ、引き継ぎの必要はない。→いやいやいや…
気が変わらないか。→すいません、変わりません。
引き継ぎの内容を覚えられない。→きっと、大丈夫ですよ!
どうしてもというなら、引継ぎの内容はめちゃくちゃ詳しくして欲しい。→わかりました。
一つ一つのパソコンの操作まで全て記録しておいてほしい。→はあ…。
それで私は、結果的に100ページある、膨大な引き継ぎ資料を作ることになりました。
そしてさらに皆さんに仕事を割り振り、教えていたのですが、とりあえず皆さん、ある程度は関与している仕事なので、問題なく八割ぐらいの引き継ぎを終えました。
問題はあと二割。
白くまさんへの引き継ぎです。
伊豆のあたりの川です。きれいだったなあ。
【東屋・あづまや】飯台 はんだい 五合 桶/山一/やまいち/柾目/まさめ